
(C)日本能率協会マネジメント
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(著者) デビッド・オズボーン テッド・ゲーブラー
(発行) 日本能率協会マネジメントセンター
さまざまな福祉が生まれ、行政の守備範囲が広がりにっちもさっちも行かなくなってしまったアメリカ社会に一筋の光明を与え、大反響を呼んだ行政改革の書です。
この本を読んで私自身が感じたことは、行政が意思を持っているということ。もちろん、行政が意思を持つということは、独断的な意思ではなく、結果、その自治体や住人全体にプラスになるという観点のものです。それは、「うちの自治体はこうやっていくのだ」という明確な目的を持って行政運営を行っているのだという感じにも取れました。
日本では、多方面からの声に翻弄されつつ、何とかバランスをとって経営しているようにも思えます。それは、ときには、非効率性を生んでいるし、何かことが起きると例えば、政争の具へと変貌し、議論すべき本質とは違う方向へ流れてしまう傾向にもあるようにも思えます。
本書では、アメリカの地方政府で起きた日本では考えられない事例をいくつもあげています。そういったまちづくりのヒントはこれから分権後の日本の地方自治体にあてはめることも可能ではないかと思います。
また、この本の手法のすべてが日本の自治体に必ずしも当てはまるというわけではありませんが、「発見という本当の冒険は新しい土地を見つけることではなく、新しい目で物を眺めてみることにある」(マルセル・プルースト、本書より引用)という思考を持つことはできるのではないかと思います。
※表紙画像は日本能率協会マネジメントセンターHPより転載させて頂きました。
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