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2003年11月のE-Style
2003年 11月 30日 [日曜日]
危機管理と危機意識
11月21日より第4回定例会がスタートしています。
今回は、平成14年度に市の予算がどのように執行されたかを審議する決算特別委員会が設けられており、委員会のメンバーではありませんが、極力傍聴して、その内容について勉強しています。

9月の定例会以降、神戸市への視察、シンポジウムや勉強会、防災訓練などに参加させていただいたり、また、自衛隊の海外派遣や世界的に起きているテロ、また日本に対するテロ標的の声明文などで危機管理について、考える機会が多くなりました。

訪れた神戸市では、1995年に起きた阪神・淡路大震災の被害状況、救助・復旧活動・作業などの映像やパネルまた、展示品などを集めた資料館、「人と防災未来館」などを視察しました。
今でも鮮明に覚えていますが、あの1月17日、朝、母親の「神戸のほうが大変よ」という声で目を覚ました私の目に飛び込んできたものは、黒煙が立ち上り、ところどころにオレンジの炎が上がっている、かつての先進都市、そして、おしゃれな観光スポットが随所にあったはずの神戸の映像。その街を襲った地震のニュース。

すでに8年近くも経過している、その神戸のまちは、新しいビルが立ち並び、あの凄惨なシーンのかけらもなく、その復興のスピードには目を見張るものがありました。

先日、公表された政府の地震調査会によると、将来発生する横須賀市の地震の危険度評価は、「武山断層帯」と「衣笠・北武断層帯」で地震が起きた場合、本市は最大震度6強以上の揺れが予想されるということです。
自然災害は確実な予知をすることは難しい。そうであれば、その被害を最小限にくいとめられるように万全な体制を備えなければなりません。
今回の視察で勉強した中で、災害に強いまちづくりを考える上で、どういう場所で、どういった時間帯に、どういう被害を受ける可能性があるか、想定するということ。

当然、横須賀市も行っていますが、まちがどのようなリスクをもっているか事前に評価して、被害想定を最も条件の悪い時間でどれくらいの被害を受けるか想定するもの、この結果を踏まえて、防災地域を検討する方法とまちの危険度を認知する方法で、まちの中のどこが脆弱であるか見つけていくリスクアセスメントの重要性を再認識しました。
そして、避難場所や危険区域の確保・リサーチ及び、市民への周知徹底は、すでに多くの自治体が取り組んでいることですが、まちの細部に渡る危険区域の発見は、やはり、まちの住人の協力なしでは、実現は難しいと考えます。市民と行政が協働で、防災活動・避難活動のための、エリア別の防災マップやハザードマップなどを策定する、しかし、これは、例えば、高齢者や身障者、小さな子供などの存在、または、民地内にある古いブロック塀など、個人情報や人権への配慮は不可欠です。こういった問題をどうクリアしていくかも今後の大きな課題です。

また、三方を海に囲まれた横須賀市は津波や高波の被害をこうむる危険に常にさらされています。国もこの津波や高潮のハザードマップについて、最近、言及していますが、実に全国の自治体の88%がこの津波や高潮のハザードマップが未整備のままという数字が出ています。しかし、一自治体が取り組むには、莫大な費用がかかり、単独では難しい。広域または、県や国とともに各自治体が取り組んでいかなくてはいけない問題です。

天変地異だけではなく、原子力災害やテロ災害ということも、起こりえることです。先だって、南消防署では、化学兵器を使用したテロに対する訓練が行われました。その前には米海軍基地がはじめて参加しての原子力災害訓練なども行われました。
今後、もし「万が一」ということを考えると、実際に起きた際のその実効性を検証したより進んだ訓練にも取り組んでいかなくてはならないのではないかと考えます。

まちは、新たにマンションが建設されたり、山地を切り崩して住宅地が造られたり、駅前や平地開発などでどんどん変わっていきます。また、社会情勢も刻々と変化しています。
その変化とともに常にマニュアルや備えの見直しはこれからも常に行っていくことは、言うまでもなく、必要であり、市民の皆さんと情報を共有しあい、意識を高めることは、より「災害に強いまちづくり」につながる一案と思います。

また、私たちが身近にできることとして、天災や原子力や化学兵器に対する基礎知識を知ること、そして、家庭での備えや家族間や友人・親戚との連絡の取り方、また、駅周辺や家の近辺にある避難場所やルートの確認などを定期的にチェックするなどが必要ではないかと思います。

「今、そこにある危機」は様々な危機があると思います。未然に防ぐ、また最
小限の被害にするには、ひとりひとりの認識と備えが欠かせないのではかと考えます。



新聞7号の配布ですが、業務や選挙、天候の関係上、まだ、配布していない駅がありますが、配布は継続しておりますので、配布している姿を見かけたら、ぜひ、お手に取ってください。

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