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【 E-Style 過去ログ 】

 

E-Style
2004年07月のE-Style
2004年 7月 28日 [水曜日]
情報の共有化
アメリカ合衆国憲法の起草者の一人であり、「アメリカ合衆国憲法の父」とも呼ばれているジェームス・マディソンは次のような言葉を述べています。「人民が情報をもたず、情報を入手する手段をもたないような人民の政府というのは、喜劇への序章か悲劇への序章か、あるいはおそらくその双方への序章であるにすぎない。知識を持つ者が無知な者を永久に支配する。そして、みずからの支配者であらんとする人民は、知識が与える権力でもってみずからを武装しなければならない」と。
日本では2001年4月1日に国の「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」が施行されました。国よりも地方自治体の制定は早く、特に神奈川県の制度は全国の模範とされました。横須賀市は、平成13年7月1日から運用されています。市民が情報の公開を求める権利が保障され、行政内部の情報を共有できる機会が増えたことは、大きな意義をもたらしたことであると思います。しかし、当初の目的である、地方自治体が考えた行政への協働参画のための情報共有という目的ではなかなか活用されていないという現状が各自治体あるようです。

国の情報公開法附則第3項で、政府は情報公開法施行後4年以内に法の運用を踏まえて見直しをし、必要な措置を講ずることが求められているということで、総務省では「情報公開法の制度運営のあり方に関する検討会」が設けられ、2004年4月から検討が始まっています。その中で、現行の制度の中で、情報公開法について以下のことを検討課題とされています。
例えば、「知る権利」を盛り込むかどうか(ちなみに、地方自治体には盛り込まれていることが多く、もちろん横須賀市の条例にちゃんと盛り込まれています)
また、個人情報の本人開示請求、大量請求開示などの請求の在り方や開示範囲、諮問までの期間、 審査会の体制、審査会の性格などの不服申立て制度、行政文書の適正な文書管理などです。
また、情報公開の手段として、三重県や鳥取県などのように、確かにセキュリティ部分に不安がありますが情報請求にインターネットが利用できるようなケースもありますが、既に米国では、インターネットを活用した情報公開が広がっており、関連する法制や制度の整備も進められています。 米国では、各省庁が「情報自由法電子閲覧室(Electronic Reading Rooms)」というホームページ持っていて、年次活動報告などの基本情報や過去に頻繁に公開請求のあった情報を掲載されており、「何人も」閲覧が可能です。このアメリカの場合は、情報公開請求の件数があまりにも莫大なため、費用対効果から電子化したほうが、人員整理とコスト削減につながるという要因もあったそうですが。
情報公開制度を利用しなくても、市民と情報を共有するために様々なツール、それは、ホームページや広報よこすか、また、出前トークやパブリックコメントなどなど色々な形で市側はプログラムやシステムを持っています。
行政が情報を提供し、市民の皆さんからも積極的にツールを大いに利用する。そこで初めて情報の共有化ができるのではないかと思います。

私のほうとしては、もともとの情報共有のツールとして新聞の配布をしておりますが、明日は台風のようで、配布は中止かな。
2004年 7月 14日 [水曜日]
情報とネット社会のひずみ
今年になってから、異常な量の迷惑メールやウィルス添付メールが届くようになりました。いつもというわけではないのですが、ある一定の時期、何週間にも渡って、場合によっては、1日数十通です。それも実在する人間の名前や顔見知りのかたからというものも少なくありませんでした(実在する人の名前をかたっての新手のウィルスメールです。その方たちは悪くありません)。また、例えば、私は国関係のメルマガやある国会議員の方のメルマガの登録をしていますが、そのメールアドレスをかたってということもありました。
HP上でメールアドレスを公開しているということと次元は異なりますが、一定の年齢になって、買い物や何かの申し込みをするたびに、自分の名前や住所を書くよういわれることがしばしばありますが、未だに安易に書くことにためらいがあります。
来年から国の個人情報保護法が全面施行となります。
個人のプライバシーをめぐるトラブルを未然に防ぐためのものでありますが、情報収集の手口もどんどん巧妙になっていくのではと思います。
ネットの話に戻りますが、たぶん、HPなどでメールアドレスを公開している方は同様の被害を受けていると思います。私はパソコンに明るいわけではないので、新手のウィルスメールが出現したと聞くと心配になります。
割り切って、こういったことに慣れてしまえば、特に気にする必要はないのかもしれませんが、それでもいまだに受け取ると「またか」といういやな気持ちになります。
インターネットは匿名性の高い社会ですが、正直言って、私自身は「匿名」という行為は好きではありません。
匿名のメールをいただくことがときにはあって、好意的なものから、悪意に満ちたものまで様々です。返信したくても、返信できないようなものも中にあって、これも割り切るしかないのだと自分に言い聞かせてはいます。(もちろん、匿名であっても、きちんとしたご指摘や涙が出るくらい嬉しいものもあります。シャイな方で匿名にされているのだと思われる方もいます)
インターネットの普及で情報を手早く、簡単に得ることができるようになりました。
その一方でネット社会のひずみというか、ネットを活用して書かれた文章は、同じことを言葉で発するときにくらべて、場合によってはひとへ与えるダメージの大きさははかりしれないなと私は思います。特に議員になってからは、痛感しています。
私自身もメールの返信をするときは気をつけているのですが、相手の方の意思には添えないものも中にはあって、私自身の気持ちを正直に伝えるしかないのですが。
そのたびに文章だとニュアンスを伝えることは本当に難しいなと思います。
先日、脚本家の野沢尚さんが亡くなられたというニュースを聞きました。
かなり古い時代から彼の書く切ないストーリー展開が好きで、「野沢尚」という名前だけで彼のドラマは見るという時期がありました。
現時点で最期にドラマ化された「砦なき者」は、見終わった後に、ここ数年(ドラマを見ていては、というか今はドラマはほとんど見ません)なかった、まるで、現実にあった事件を見ているような、なんともやりきれない気持ちになりました。ストーリーは、あるベテランのニュースキャスターが、人あたりもよくて、カリスマ性もあり、情報操作に長けた若者に落とし入れられるというものです。現実にも、情報操作ひとつで人へ大きなダメージを与えるということは数多くあります。野沢さんご自身が亡くなった理由は明らかにされていませんし、それを無理矢理知りたいとも思いません。ただ、野沢さんご自身が、有名な方だけに、ネット被害にあっていたと生前の彼が書いていました。今の時点でその出版社への転載許可を得ていないので、その文面は掲載できませんが、その文章を読んでいて、また、やりきれなくなりました。と同時にどうしたらいいのだろう…と。

選挙も終わり、久しぶりの「E−style 」ですが、話題の軸足が少しづつずれていってしまったりして、少しうつむき加減ものとなってしまいました。

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