| 2005年02月のE-Style |
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| 2005年 2月 26日 [土曜日] |
| 漫画 「サザエさん」 |
時々、漫画「サザエさん」のつまみ読みをしています。 「サザエさん」をあらためて紹介する必要はないと思いますが、磯野家のちょっとそそっかしい長女・サザエさんとその周囲が巻き起こす小さな騒動を描くものですが、私たちの世代だと、日曜日夕方夜6:30〜から放映されるテレビでの「サザエさん」が一般的ですが、私の母親の世代だと新聞での4コマ漫画での思い出が強いようです。 そんな母が再版されたサザエさんを数年前から揃えはじめ、当初私は「サザエさん〜?」と怪訝そうに思って手にもとることはなかったのですが、ある日、これみよがしに置いてあった「サザエさん」についに手を出してしまいました。テレビの「サザエさん」はだいぶ現代的にアレンジされていたように感じますが、漫画「サザエさん」は漫画だけれど、世相を反映している作品が多く、懐かしかったり、感心してしまったり、4コマで完結するその小気味よいキレといい、作品一つ一つにクオリティの高さを感じます。今と比較すると、サザエさんの時代の家族関係、ご近所つきあいが理想とされ、また日本全体の活気が大いに感じられます。でも、そんな「サザエさん」が、時々愚痴をこぼします。「世知辛い世の中になったわね」「物騒な世の中になったわね」「いやな世の中になったわね」「公害反対」。 いつの世も、一昔前を懐かしむ風潮は変わらないのかもしれないなと感じました。そして、社会問題は存在しているのだと感じました。今の時代から見ると、深刻度は現代のほうがずっと上だと思いますが、当時の人にとっても当時の問題は深刻であったと思います。
サザエさんのキャラクターは楽天家です。悩むなら前に進もう、そんな気概が感じられます。 私にとって「サザエさん」は、数分で済むため外出際などの短時間で摂取できる気分転換のひとつとなっています。 昔の選挙はトラックの荷台に乗っても良かったのですね。これもまたくすりでした。 「サザエさん」を読むようになって時々、夕焼け空にかかる電信柱や何重にかかる電線を見て、いつかこの風景を懐かしむ時代がくるのかもしれないと思うようになりました。
自分が「サザエさん」をこんなに語るとは思いませんでした。
※そうそう、先日大和総研からテレビ番組「サザエさん」の視聴率と株価の関係(サザエさんの視聴率が上がると株価が下がる=家にいるということなので、消費行動がされないために、景気が刺激されない等)がレポート報告されていましたが、最初は一笑してしまいましたが、けっこうなるほどでした。そういえば、証券会社にいたころ、株価○○説とかいうのがいくつかあったなと思います。けっこうあたってたりするんですよ。
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| 2005年 2月 25日 [金曜日] |
| 原子力空母の配備に反対する決議 |
22日から定例会がスタートしました。この日、「原子力空母の配備に反対する決議」が全会一致で採択されました。内容は以下の通りです。
「米海軍横須賀基地が所在する本市は、日米安保体制のもと、わが国の安全保障にとって米軍の存在が重要であるとの認識に立ち、通常型空母が横須賀市をいわゆる母港とすることを了承してきた。しかしながら、去る2月10日、米軍のクラーク作戦部長は、上院軍事委員会において、通常型航空母艦『キティ・ホーク』の後継艦として横須賀基地に原子力空母を配備する方針を表明した。これは、昨年3月ファーゴ太平洋軍司令官の同様の発言に対し、外務省を通じ、『キティ・ホーク』退役後も引き続き通常型空母を配備されるよう要請した横須賀市並びに慎重な協議を求める意見書を提出した横須賀市議会の意思を踏みにじるものであると言わざるを得ない。 この表明につき、再度通常型空母の配備を要請した横須賀市長の意を受けた町村外務大臣の説明に対し、ラムズフェルド米国防長官は、「後継艦については何ら決定していない」と慎重な姿勢を示したとのことであるが、通常型配備を確約したものでもなく、依然として予断を許さない状況にある。 よって、本市議会は、市民感情及び市民生活の安全、安心の面から、『キティ・ホーク』退役後の後継艦配備に際しては、改めて通常艦の配備を求めるとともに、原子力空母の配備に強く反対するものである」
また、今日、政府の中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」より東京直下でマグニチュード(M)7級の大地震が起きた場合の経済被害額は最悪の場合、112兆円に達する恐れがあるとの報告がされました。被害想定についても報告されており、都心で起きた場合の被害の深刻さを感じています。
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| 2005年 2月 22日 [火曜日] |
| ここで差がでる災害への備えとは。 |
先々週の日曜日、横須賀市の都市政策研究所主催・市民参画型セミナーが行われました。 テーマは「ここで差が出る災害への備え〜災害に備えて何をすべきか考える〜」というものでした。今回の基調講演は、私の通っている明治大学公共政策大学院教授で、元東京都副知事の青山やすし先生でした。青山先生は、三宅島の火山噴火などの災害時に、危機管理担当をされていて、その実体験をまじえた話をされていました。 東京都の課長職の時代から副知事となって何度も同様の災害を目の当たりにされているせいか、災害時と被災の現場でどういったことが起きているか、非常に冷静に分析をされていました。 私が今回感じたことは、やはり災害時の根本は自助にあるということです。 よく、市民の方に、横須賀市の防災対策は万全なのかであるとか、食料や水は大丈夫なのかであるとか、避難場所がどこにあるのか知らない、といったような質問を受けますが、どんなに行政側が備えを万全にしてあったとして、どういった災害が、いつ起こるか、どのくらいの被害であるかは、やはりこれだけ科学が発達していたとして、想像がつかないことです。基本は自分の身は自分で守るということ。おととし、神戸に、阪神淡路大震災の視察から、食料や水は3日あれば、十分な量が手元に届くこと(それが、隅々まで公平にいきわたるかは、受援体制が整っているかどうかです)やライフラインも、必要なものは、早ければ数日から数週間くらいから復旧するということ。そして、町内会などで、防災訓練があるときは、ぜひ参加されてみてくださいということ。自分がどこに避難すればいいかは、表示板が近所に絶対ありますから、一度確認してみてください。あわせて、そこへのルートは日ごろから確認してくださいということをお話します。あわせて、家族の食料や水は3日分くらいは備蓄してくださいということも伝えます。 そして、最後に申し上げることは、行政はさまざまなことを想定して、万一に備えてはいますが、災害が起きた場合、行政職員も同様に被災しているということを忘れないでほしいということも。
しかし、気になるところはやはり情報の重要性。 話は昨年に戻りますが、10月に2度も大きな台風が来ました。横須賀市では命にかかわるような人的被害こそはありませんでしたが、がけ崩れや木・看板がなぎ倒されるなどの被害をいくつも目にしました。また、横須賀市内2万5千世帯が停電にあい、私自身へも停電にあわれている方からいつ直るのかという旨の連絡をいただきました。連絡をいただく少し前に、被害状況等を確認しようと近隣周辺を車で見て回っていたのですが、一部地区では、停電の影響で、信号も止まっており、やや大きな交差点は警察が出動して、交通整理などを行っている状況を眼にしました。生命にかかるような危険度の高いところからの復旧作業が優先されることはやむを得ないのではないかということを現状とあわせてお伝えしました。ほどなく、その地区の停電は直ったそうですが、やはり、いつ復旧するかなどの情報がないことは、ますます不安を募らせることになります。 その一方で、災害の規模によって、情報を精査しないとパニックを引き起こす可能性もあります。 災害情報とともに、電力・ガス・水道のライフラインについての情報もその重要度は非常に高いものです。 昨年、台風の後に、市の消防局の担当課へ防災無線の積極的活用とライフラインにかかる公共機関との連携の一層の強化をお願いしました。 また、昨年の12月、災害弱者への横須賀市の対応とその情報の取り扱いや具体的な職員の人員配置やまた情報伝達について担当課に話をさせていただきましたが、情報の取り扱いの難しさを感じずにはいられませんでした。
以上3回にわけて、書き溜めていたもの、手直しをしてお伝えしました。 実は日の目を見ない文章がけっこうあるのです。
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| 2005年 2月 21日 [月曜日] |
| 喜怒哀楽 |
憤りや動揺で明らかに冷静さに欠いてるなと自分で感じるときがあります。 そういうときは、ある一定の年齢になってからですが、自分がその状態にある理由をひとつひとつ書き出してみるようにしています。 情けないことにたいていその理由の中に自分自身の要因がランキングされます。
ここで物事がうまくいかないことを何かに対して責任転嫁をするのはとても楽なことだけど、でも、結局たいていそれは根本的な解決策ではないことが多いと37年間の経験で学んできたというか……と考えるようにしています。 自分では37年ものつもりなんですが、まだ37年なのねということですね。 人生は奥深いなと感じた1日でした。
明日から第1回定例会がスタートします。
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| 2005年 2月 17日 [木曜日] |
| 原子力空母 |
先日、米海軍のクラーク作戦部長がキティホーク後継に原子力空母配備の方針を表明しました。17日、沢田市長が外務省で町村信孝外相へ米政府に対し米空母キティホークの後継艦に通常型空母の配備を強く求めるよう要請し、文書を手渡したとの報道がありました。 昨年、米太平洋軍のファーゴ司令官の「空母キティホークは2008年頃に退役させる予定。最も高い能力の空母の一つと交代させたい」など後継艦が原子力空母を示唆した発言以来、その動向に注目してきました。しかし、その一方で、北朝鮮への緊張が非常に高まっているわけです。今、横須賀市は重要で重大な局面を迎えていると考えます。
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| 2005年 2月 7日 [月曜日] |
| 国内初のサンドバイパスシステム |
先週、日帰りで静岡県へ視察に行ってきました。 視察の目的は、国内初のジェットポンプ(圧送管)によるサンドバイパスシステムの試験運転を見るためです。 サンドバイパスとは、漁港等の構造物の設置により沿岸漂砂の上手側に堆積した土砂を、沿岸漂砂の下手側に移動させることにより沿岸漂砂の連続性を回復させる方法です。 四方を海に囲まれた日本において、近年海岸の侵食化は深刻な問題となっています。 侵食で海岸がなくなってしまうと、津波や高潮などの災害による危険性が増します。また、海水浴やサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむことや海岸の散歩など日常的な癒しの空間がなくなってしまいます。 侵食の原因として、地盤の沈降や地球温暖化による潮位上昇が影響しているため、また皮肉にも高波や津波に備えた漁港や防波堤などの人工的な建造物で潮流の変化が起きたためであるとか、また、本来土砂を運ぶ役割をしていた河川がダムや護岸整備が行われたことにより土砂の供給量が減少したためであるなど、理由は地域によってさまざまなようです。いずれにしろ、私たちが安全で快適な生活を送る上で施されてきたことの引き換えとなってきたことは間違いないということではないでしょうか。 国・各県でも海岸保全計画を立てていますが、実際に海岸線を持つ自治体においては、非常に悩ましい問題となっています。もちろん、三方を海に囲まれている横須賀市においても例外ではありません。侵食について、すでに、秋谷海岸は、県が主導となって検討会が行われており、また北下浦海岸においては、市の横須賀港長期保全計画の一環としての検討課題とされています。 昨年、静岡県福田(ふくで)町で恒久的な砂輸送システムとしてジェットポンプを用いたサンドバイパス事業の導入の検討を行っていると聞き、静岡県庁の関係職員の方へ何度かいろいろ話しを伺う機会を得ました。実は、このジェットポンプでのサンドバイパス事業は、日本国内で導入しているところはなく、実際に見たいと思ったらアメリカやオーストラリアに行くしかありません。 しかし、今回、そのジェットポンプを実際に動かして性能を調査する試験工事の見学会が同町で行われるということを伺い実際に行ってきました。 今回の実験は、世界で一番うまくいっているといわれている、オーストラリア東海岸のクイーンズランド州ゴールドコーストで実際に行われている事業で使われているジェットポンプを使用しての実験です。(日本国内で生産している企業がまだないそうです) 静岡県福田町について触れると、富士山やその連なる山脈から水の恩恵を受け、その水は1級河川の天竜川や2級河川の大田川を悠々と流れ、遠州灘にたどりつきます。この遠州灘は、遠浅で、広く美しい海岸線が続きます。また、1年中からっ風と呼ばれる強い風が吹いているそうです。もちろん、当日もその風が吹いており、コンタクトレンズをしている私としては非常に辛い思いをしました。このまちにシラス漁で有名な福田漁港という港があります。その漁港は、少なくとも私にとって、横須賀市を含めて周辺近隣の市町村でも見たことのないほどの大きさでした。 従来のサンドバイパス事業は、堆積土砂をクラム船などで浚渫し、侵食個所までダンプなどで運搬・搬入していますたが、これだとダンプの吐き出すCO2や騒音、粉塵などの環境の悪化やコスト的なことも問題となっていました 今回の例だと、恒久的なシステムを構築するため、初期投資はややかかるものの、トータルコストで見ると、かなり縮減が図れることができるそうです。 また、それ以外のメリットとして、船舶航行への影響はほとんどない、景観にはほとんど影響がない、気象・海象などの影響が少ないなどがあります。漁獲量に与える影響としては、投入時ににごりが発生するということですが、 漁業関係者によると、にごりが多少あったほうが、魚は採りやすく、とくにシラス漁はその傾向が強いという話を以前聞いたことがあります。 しかし、この海岸は、アカウミガメの上陸産卵をする場所ということで、工事中の騒音や人工照明がカメの成育に悪影響を与えるという危惧があったのですが、これは産卵期間などの期間を工事を中止するなどで対処していく検討をしているとのこと。 運行中のジェットポンプそのものの騒音については、まったくないとはいえませんというより、身近で見たため、かなりの音でした。ここでは、福田漁港そのものが大きいため設置予定の場所と民家が相当な距離で離れており、またからっ風のため、少し離れると聞こえません。ということで、ヒトの生活に与える影響をまったくなさそうです。 静岡県の関係職員の方が、実際にゴールドコーストへ視察に行った際、もっと民家が隣接しており、運転は夜行っていたそうです。それにもかかわらず、現地の案内役は「ほら、こんなに静かだろう」と説明してくれたという話を思い出しましたが、国民性の違いを感じずにはいられませんでした。 今回の実験は、導入に向けて、福田漁港での有効性・適応性を確認するとともに、効率的な運転のためのデータをとることを目的とされていたようです。これまでの侵食対策工法は堤防・護岸を建設 突堤やヘッドランドの投入、 離岸堤や人工リーフの設置、そして人工的に浜をつくる養浜などがありました。実際に福田漁港を見て、横須賀市の海岸とは地形や地域の特性面だけでもこれだけ大きく異なるところが多々ありました。この事業が即横須賀の海岸へ充てはめるというのも、かなり乱暴なことだとは思います。しかし、なかなか見ることができないものをこの目で見ることができたということと侵食対策を考えていく上で、ひとつの方向性として大変参考となりました。今回の件でご配慮またはご案内いただきました静岡県関係者の皆様には、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
この後、夜は大学院で行政法のテストがあったため、実験が終わり次第新幹線に飛び乗ったのですが、漁港から帰りの移動する際に津波をシャットアウトする水門が見えました。これは、ぼう僧川というところの真ん中にある耐震性水門なのですが、 東海地震が懸念される静岡県では、この付近は海から川に上ってくる津波による甚大な被害をもたらすと予想されており、震度5以上の地震を感知した場合、自動的にゲートが急落下するシステムとなっているそうです。
静岡は本当にお茶畑が多いのですね。お茶畑の上でパタパタしている扇風機のようなもの(霜の被害を防ぐためだとか)がなんだかとってもユニークで印象的でした。
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